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未来の道具・その1 視聴覚交換マシン [八谷和彦]

■ [八谷和彦]  過去記事
http://blog.so-net.ne.jp/dir_man/2006-05-22



八谷さんは、大学でデザインを学び、卒業後、CIコンサルティングの会社に就職した。


すみません……。CIコンサルティングってどんな仕事なんですか?


「CIは、Corporate Identityの略ですね。当時はまだバブルの時代だったので、会社が企業イメージやブランドイメージを高めるためにロゴを変えたり、社屋を変えたりするのが流行っていたんですよ。そういうイメージアップの戦略をコンサルティングする仕事です」
その仕事のなかで、八谷さんはプランナーとして商品開発に携わってきた。





「だけど、そのころ、現代美術がすごくおもしろく感じるようになってきて、アーティストとしても自分の作品を作り始めるようになって。
その頃つくったもののひとつに、視聴覚交換マシンとかがありますね」




http://www.petworks.co.jp/~hachiya/works/IDCM.html


このマシン、なんと、向かい合う双方の見たものを交換してしまうのである。
写真の男性と女性がそれぞれかけてるゴーグル。それを通して見える情報を入れ替える。それによって、男性のゴーグルの内側には女性の視点で見えているものが、女性のゴーグルの内側には男性の視点で見えているものが映し出される。つまり、自分の目の前には、彼女が見ている“自分の姿”があるのだ。





「ただ、アーティストとサラリーマンの“二足のわらじ”の生活に体力的な限界を感じて、アーティスト業に専念し始めたんです」
八谷さんは、会社を辞めた理由をサラリと言ったが、話を聞いていくうちに、理由は体力的なものだけではないとわかった。実は会社を辞めた理由こそが、八谷さんがなぜ“人間版ドラえもん”になったのか、という理由なのだ。


企業が商品を作る理由は「売って利益を出す」ということ。それは当然のことだが、そのためにはなるべく工場なり、人材なり、既存のものを使ってつくることになる。けれども、それで本当にユーザーが欲しいものをつくれるのか? という疑問に至った。


八谷さんの出した答えはNOだった。
「企業が作るものと、生活者としての自分が考えているものに溝があると感じたんです。そのときに、こういう“モノづくり”の仕方は正しくないんじゃないか、と気になり始めて。じゃあ、“いちばんまっとうなモノのつくり方はなんだろう”と考えたときに、“つくりたいからつくる”“こんなものが欲しいからつくる”というエゴ丸出しのアーティスト的な考え方なんじゃないだろうかと思ったんです」


つまり、八谷さんは
♪あんなモノいいな、できたらいいな♪
を、“それをつくるのにはどれぐらいの期間がかかり、どれぐらいの人数が必要だから、どれぐらいの予算が必要”と見積もりをつくって、実際につくってしまう人なのだ。


“やってることは学生と変わらなくても、見積もりを立てられるというのが社会人のすごいところだと思うんです”と八谷さんは言う。
私から言わせれば、“ドラえもんの道具的なものの予算を立てられるのが、八谷さんのすごいところです”である。


それで、95年、会社を辞めて初めて作ったもの、それがポストペットだ。


次回へ続く・・・
http://blog.so-net.ne.jp/dir_man/2006-05-26


2006-05-24 21:39  nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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くっきぃー

そうなのか、、こういう方がうちの「じゃむ」とか、開発したのよね。と関心!
で、うちのブログでも紹介しました(訪問者そういないけど)プププ
by くっきぃー (2006-05-25 08:12) 

熊五郎


お風呂で洗いっこ楽すぅぃぃぃぃ!!ヽ(*´ー`*)ノ
若い女の子にあんな体中さわられたの初めてだぜぇぇぇ!!

もー我慢できなくてベッドに戻るまでに3回もヤっちまった!!
これやってたら風 俗とか行く気なくなるわ(笑)
http://hxjah7w.jp.mg999.info/hxjah7w/
by 熊五郎 (2011-04-11 14:35) 

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