音楽とスポーツの共通点は「魂」 [小林雅也]
■過去記事
・知る人ぞ知る、レコードショップ「Jazzy Sport」
http://blog.so-net.ne.jp/dir_man/2006-06-19
・音楽バカ×スポーツバカ≒Jazzy Sport!?
http://blog.so-net.ne.jp/dir_man/2006-06-21
・トップクラスの音楽関係者が「Jazzy Sport」に集結
http://blog.so-net.ne.jp/dir_man/2006-06-23
サッカーのワールドカップもいよいよ決勝トーナメントに突入した。
フットサルの世界でも『アディダスカップ』という世界大会がドイツで開催されるのはご存知だろうか。
実はこの大会に日本代表として、小林さんの率いるチーム「Jazzy Sport」が出場するのである。
業界人を対象としたフットサルのトーナメントで、J-waveチームやHMVチーム、キック・ザ・カンクルーのメンバーがいるチームなどが参加。元ベルディーの選手の率いるチームなども出場している。並み居る強豪をしりぞけドイツへの切符を手に入れた。
「フットサルは前の会社の同僚に誘われてやりはじめたんですけれど、ドップリはまってしまって。そのあたり、僕はストイックなので、より高いレベルを求めるようになっていくんですよ。
それに、“スポーツと音楽の融合”と掲げている以上、スポーツをやっていくことも仕事のひとつだと思っているんです。結果を出せば、プロダクションに箔がつく。
もちろん、世界大会でも優勝を狙っています。プロダクションとしての視野も“日本だけじゃない、世界だ”ということをアピールできますからね」。
しかし、そもそも、なぜ“音楽とスポーツの融合”なのか。
前々回、“小林さんのスポーツ好きが高じて”、といった内容を書いたが、真に迫ると見えてきた答えがある。
それは「魂」だ。
「スポーツの世界でも、いくら技術があっても、魂、精神力のないプレーヤーはダメじゃないですか。音楽もそれと同じなんです。“魂のある音楽”が、“本物の音楽”だと思います。個人的にはブラックミュージックが好きなんですが、それはブラックミュージックに魂のないものはないからですね」。
魂が感じられるというとわかりにくいかもしれない。逆に“魂の感じられない音楽”を考えるとわかりやすい。小林さんは“日本で売れている曲には魂のないものが多い”という。
なぜJ-popなど、日本の音楽には魂を感じられないのだろか。理由として大きいのは、“ビジネスとしての音楽”を成り立たせるという姿勢だ。
売るためには、CMやドラマとのタイアップなどが図られる。そうなると、広告代理店をはじめ、さまざまな方向からいろいろな条件がつき、アーティストが自分の表現したいものをあきらめざるを得ないこともある。
「音楽はもっと感情が出るもの。もちろん、売れてる曲にもいい曲はあるんでしょうが、大方は感情が抑えられて、ビジネスの方向へと導かれていく。その曲がつくられたいきさつや工程を見たら、ガッカリすると思うんですよね。それに、魂のない音楽は次の世代に残っていかないですしね」。
また、小林さんの好きなJazzのなかにもスポーツと同じ要素を感じるという。
一体それはどういう共通点なのか。
次回お楽しみに!
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お待たせしました。
フットサルのワールドカップ「adicup」の結果です。
jazzy sport teamは準優勝でした。
決勝戦は一次リーグで1-0で下したフランスチーム。
0-0のまま延長戦を向かえ、PK戦にて惜敗。
優勝はできなかったものの、ある意味無敗。
すばらしい結果ですね!!
小林さんからのメッセージです。
「観客、他の国のチーム、adidasのスタッフ、全ての人々の心を掴む素晴らしい内容と個性を持ったチームでした。
試合終了の瞬間からしばしの間は涙なしではいられない感動的な時間でした。
各国皆のjazzy sport大合唱でおわりました。
日本からの応援ありがとうございました。
優勝は逃しましたが、Jazzy Sportが伝えようとしている音楽とスポーツで世界を一つに、という願いは多くの人に伝わりました。
優勝出来なくてすいません。」
優勝よりも大きな何かをつかんで帰って来てくれたのではないでしょうか。
今後のさらなる活躍を願ってます。
by DirectionオトコR30列伝 (2006-08-07 20:01)