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スペイン風バル人気の元祖“maru”へ [松澤弘一郎]

ぷはー!
夏だ、元気だ、ビールがうまい♪
今日はビールを一杯やりながら書いてます。
そんなこと許されるのか、っていう感じなんだけど
今回取材した松澤弘一郎さんは、たぶん許してくれる人なんですよ。
なんせ、根っからのラテン気質ですから(純日本人ですが)。


で、松澤さんって一体誰? って話ですよね? 
はい、ご紹介しましょう。八丁堀にある人気店“maru”のオーナーです。





maruは、いまや大ブームとなっているスペイン風バルの生みの親、と言ってもいいお店。とある飲食関係のジャーナリストの方に聞いたところ、ほかの店のオーナーが何人も“maru”の人気の秘密を偵察しにくるぐらいだそうです。





とりあえず、maruはどんな店かという話を簡単にしておきます。
maruは、もともとは江戸時代に創業した酒屋さんで、26年前に弘一郎さんのお父さんが、酒屋の奥にスタンディングバー、当時で言う「角たち」をオープンさせました。なじみのお客さんたちは、ビールのラックをテーブル代わりに一杯。しかも、酒屋なのでたくさんの種類の酒があるわけです。持ち込み料を払えばそこで買った酒を持ち込めるというシステム(現在の持ち込み料は1本につき500円)。弘一郎さんのおばあちゃんの手料理も評判を呼び、どんどん人気に。それが1F。平日だというのに7時を過ぎたら既に列ができていました。







それで、「せっかく来てくれたお客さんに待ってもらうのは申し訳ない」と、3年前、2Fにも店舗を拡大。コレが、冒頭で紹介したスペイン風バルです。
入って右側の壁にはワインのラベルがびっしりと貼ってあり、向かい側の棚にはワインがズラリ。ワインの単価は、私がチェックしたときは2000円代~10000円代と幅が広い。でも、どれも普通の店で飲んだら、倍ぐらいの値段のワイン。それが、2Fでも、1F同様+500円で買って飲めるわけですよ。
5大シャトーのひとつ、ラトゥールのワインだって、飲んでおなかいっぱい食べても3万あれば充分だそうな(貧乏なもので、そんなワイン、店で飲んだこともないが、普通のレストランじゃ、10~20万はくだらないんじゃないかな?)。
もちろん、それはお金持ちさんの飲み方で、普通にワインが好きな人も、一人3000円ぐらいで大満足できます。ワイン初めてでも通でも楽しめるってわけ。





中央には円形のカウンターがあって、イベリコ豚の生ハムとサラミとかの大きいかたまりが目の前に並んでいます。注文を受けたら、その場で切ってくれます。これがまたうまいんだ!!
編集者が“今日の取材の楽しみの8割は、実はコレにあったんだよね”なんて言ってたけど、ワインはもちろんのこと、出てくるつまみが、何を食べてもうまい。生ハムも種類がいっぱいあるから、つい何度もオーダーしちゃったもんね。ちょっと厚めで、脂がのってて、口に入れると徐々に溶け出してくる旨みと、程よい塩加減。店員さんに聞いたおすすめの「アスパラガスのグリエールチーズソース」もあっという間に完食。パンでお皿に残ったソースをきれいにすくっちゃったほど。
もう、私たちをめろめろにさせるのにはそんなに時間はかかりませんでしたよ……。






って、陶酔してる場合じゃなかった。
2Fは着席ですが、ラテンミュージックと、お客さんと店員さんの熱気で、飲んでるみんなが元気になる感じ。17時オープンなんだけど、すぐ人が埋まってしまうわけです。
というわけで、先日、7月7日にはなんと3Fがオープン。
私たちが取材に行ったのはオープン前だったんだけど、松澤さんに聞いたところ、料理はオーソドックスな鉄板焼きとフレンチ。もちろんワインは+500円で持ち込み可。
洞窟風の半円型の天井に、アンティーク調の繊細なシャンデリア。ぬくもりを感じる木のテーブルには、いろんなデザインのイスがあわせてありました。
「1Fや2Fと同じじゃつまらないでしょ? 料理もインテリアもちょっと雰囲気変えて。基本は楽しく飲んで食べられることだから、いわゆるフレンチのかたっ苦しいお行儀のよさはなしにしたいんです。かける音楽? もちろんラテンですよ(笑)」。





ここまで読んだ皆さん。
行ってみたくなったでしょ?
行ったほうがいいです。
お店のまわしものじゃないけど、絶対行ったほうがいいですよ。
ただ、弘一郎さん、インターネットはからっきしダメな様子で、お店の公式HPがないんですよ(このブログも見られないんじゃないかと……)。
場所は簡単なんですけどね。日比谷線八丁堀駅のA1出口の階段を上がって、コンビニを右手に、目の前にある横断歩道を渡って2軒目。徒歩30秒もかかりません。





DATA
東京都中央区八丁堀3-22‐10
TEL 03‐3552‐4477(2F)/03‐3552‐4400(3F)
※いつも混んでるから、予約を入れたほうが確実
営業時間 17:00~23:00
定休日 土・日


次回は、なぜ松澤さんがラテン気質になったのか、その足どりをたどります。


2006-07-10 20:01  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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