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『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』ができるまで~映画監督の仕事を追う~ [深作健太]

撮影現場に入ってしまえば、“用意、スタート”と、“OK、NG”のジャッジをするだけが映画監督の仕事といったが、では映画監督の仕事は一体どこにあるんだ?





「そうですな。例えば、『スケバン刑事』に関して言いますと、松浦亜弥さんでやるらしいと酒を飲みながら話題が出て“面白そうだな”とか、単純に“やりたいな”とか言っていたんですね。そうしたら“深作健太で”とご指名をいただいて、松浦さんでやる、ということになったわけですわ。依頼が来て、そっから自分はもうイメージをしだすわけですよね。で、 “『ケータイ刑事』もありますしね”、生意気にも、“単なるアイドル映画にしたくありませんね”とか、いうわけです」。

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2006-09-29 11:31  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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現場では、“用意スタート”“OK”“NG”を出すのみ~映画監督の快感と苦悩~ [深作健太]

自分で“用意、スタート”というようになって、“なぜオヤジがあんなに楽しそうだったかわかるようになった”と深作健太監督は言う。


「監督っていうのは、撮影現場に入ってしまえば、現場の50人以上のスタッフの空気を全部一身に背負って、“用意、スタート”と吐き出して、撮ったものに対してOKかNGをだす仕事です。
撮影部さんだったからカメラ回す、録音部さんだったら音を撮る、照明部さんだったら光を当てる、俳優さんだったら、セリフを覚えてきて、体動かして演じる、と、それぞれみんな、技を持ってやっているわけですけど、監督っていうのは基本的には、現場入ってしまったら、必要な技はほとんどないと思うんですよ」。


だが、“用意、スタート”は、凛と張り詰めた空気から、一気にすべてのスタッフに鼓動を与える一言。
その言葉を発するときの快感は、何にも代えがたいものだという。





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2006-09-27 13:30  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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深作欣二―オヤジ―の笑顔を見て映画監督に憧れた~映画監督を目指した理由~ [深作健太]

このコーナーで、いつかは映画監督の取材をしたい、したい、と思ってはいた。
しかし、それが、こんなに早く実現するとは。
それも、東映の若きエースで、あやや主演の『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』の監督、しかも、あの巨匠、深作欣二監督の息子さんの深作健太監督である。
それはもう、びびりますよ。前日一睡もできず。



「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」9月30日より全国ロードショー
(c)2006「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」製作委員会
http://www.sukeban.jp/


9月30日(土)に『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』の公開を控え、監督は取材はぎっしり。
前の取材が押していたが、待っている間も何も手につかず汗がじっとり。
「どんな会話からはじめればいいんだろう」と考えすぎて頭はぐったり。


バカな質問をしようものなら、取材はパーンと打ち切り、追い出されるんじゃないかとビクビクしながら応接室のドアを開けた。

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2006-09-25 21:45  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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横浜にバーをオープンしたのはベイスターズファンだから [伊藤豊]

いきなりネタバレのタイトルですみません。
そうなのだ。
MUSIC&BAR Breezin'のマスター、伊藤さんは何を隠そうベイスターズファン(隠してない)。
ベイスターズの試合が見たいがために、横浜に店をオープンしたという。
前回まで、あんなにAORのことを熱く語っていたのに、いきなりこんな展開って……。





「サラリーマン時代、大阪が最後の勤務地だったんです。
大阪でも、70年代後半から80年代にかけて、ミナミのアメリカ村でサーファー文化が流行った時期で、AORに関する活動も盛んだった。
私がいた頃も、かつてのAOR文化の名残は今も微かに感じられ、そういったジャンルをメインに扱う中古レコード店があったりしたんですよ。
そこで、AORを流すDJ BARを見つけて 。その店に通うようになり、マスターや常連客の皆さんと親しくなりました。
こういう人たちとのつながりもあって、大阪で店を開くのもアリかな、という思いもあったんです。
でも、結局は野球への思いが勝ってこっちに来ちゃいました(笑)」。

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2006-09-24 17:34  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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目指すはAORファンの聖地となるバー [伊藤豊]

伊藤さんは、「怪鳥(かいちょう)」というニックネームがある。
「今はもうないんですが、AORのクラブというのがあって。
そこの第2期の会長をしていたんです。
ただ、“会長”というとちょっと偉そうなんで、“怪鳥”にしたというわけです」。


なるほど。
だが、怪鳥も“?”だったが、私にとってはAORも “?”だ。


AORとはAdult Oriented Rockの略で“大人志向のロック”という意味らしい。
「簡単にいえば、ロックといっても、ハードロックやヘビーメタルとは対極にある、うるさくないロック。’70年代後半から、既成のロックにジャズやソウルのエッセンスを入れて、オシャレに聴かせる音楽が流行りだしたんです。それがAOR」。





伊藤さんがAOR好きになったのにはこんな理由がある。


「親がTVよりも、ラジオを聴くのが好きだったんです。ラジオを聴きながら家事をやったりして。だから、小さい頃から音楽には親しんでいましたね。
向こうのヒットチャートをリアルタイムで紹介している番組があって、毎週欠かさず聞いていました。今でも何年の何位とか、大体わかりますよ。だからお客さんに“オタクだ”って言われちゃうんですよね(笑)。この曲は、82年10月の4位」。
と、かかっている曲のチャートをすらすらと言い当てる。

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2006-09-21 17:50  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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